ニューG.I ジョー

タカラが70年代初頭に米国ハズブロ社よりライセンスを受け、生産発売されたものです。何を今さらとおっしゃる向きもあるかもしれませんが、20数年憧れ続け、やっと手にしたものなのです。もちろんプレミア価格で手にしたのですが、ショップで眼にする相場の半額ぐらいで手に入れました。サイボーグやミクロマンの原点がここにあります。


で、最大の特徴であり、好き嫌いが別れるのがこの顔(通称:わたるくん)である。ハズブロのジョーに憧れた少年達にとっては、あまりに人形らしいこの顔は気にくわなかったらしい。でも、子供達にとってミリタリーフィギュアではなく、キャラクターフィギュアとして受け入れるためには、必要な改修であったと思います。悪者収容所にも書きましたが、ハズブロのジョーを持っていた私は、「顔が違う。」と皆からいじめられました。玩具として感情移入できるのは、間違いなくこの顔の方だと思います。



左にいるのが、悪役のドイツ兵。この顔も日本向けに新造されたものです。キャラクター玩具としての善と悪。この構図が後のサイボーグに対するワルダー、ミクロマンに対するアクロイヤーとなるのです。

それにしても、やっとうちに来てくれました。安かったぶん、中のゴムがよれよれで、この二体とも、近いうちにレストアしてあげようと思っています。



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